作品UPしました |
黒の器は前々回焼いたタルク黒マットの印象がよかったので、再び挑戦しました。今回はコバルトは混ぜず、景色の変化をもたせるために青銅マット釉の吹き掛けを部分的にしました。コバルトを混ぜなかった分やや黒の奥深さが足りないようにも見えますが、ぽってりとした感じはなかなかよいです。青銅マットが重なった部分は光沢が出て、釉の滲みや濁りがあり、これもなかなかよい印象となりました。
歪みぐい呑みの方は、今回も化粧土の二重掛け、緋色釉、織部釉、天然土灰、木灰透明釉の組み合わせです。全体的に緋色の発色が弱かったのですが、その分落ち着いた風情となりました。化粧土は鉄分が多いものと少ないものとの二重掛けですが、コントラストがはっきり出てよかったと思います。ろくろ成形でのワイルドな成形もかなりマスターできました。相変わらず作り方は秘密ですけどね!
呉須絵付けの皿では、青海波模様は渋く仕上がりました。幾何学模様も化粧土が薄かった分、透明釉の光沢感がよい感じです。
今回は釉の薄さを感じるものが若干ありましたが、そこそこ目的は達成できてよかったです。今回はどれがお気に入りかな?
詳しくはここで↓
http://www2.odn.ne.jp/kyuuryuuann/tougeisakuhinn201205w.htm