豆皿の焼成完了しました その3 |
四角の縁がごつごつした皿は、はぜ石を多めに混ぜ、たたらにした後、針で薄く筋を付け、線に沿ってたたらを割って作ったものです。割口の雰囲気は粘土の乾燥具合で決まるので、粘土と向かい合いながらタイミングよく手早く成形していく必要があります。角皿辺:9.0 表面は麻布のテクスチュアー。薄く掛けた化粧土が割口に少し溜まっています。10枚
<鉢>
釉は「黄瀬戸マット釉」。釉の薄い部分は黒くなるので、ろくろ目を生かして、凸の部分の釉は少し擦り落としてあります。
→裏
還元焼成による渋い雰囲気が出て、かなり満足できました。
呉須は線描き中心でしたが、呉須が釉を弾くこともなく、きれいに焼けたのでよかったです。今後、呉須の絵付けをするときは、だみ筆で色を置いていく方法も考えていきたいと思います。
黄瀬戸の還元焼成は、あまり自信がなかったのですが、還元がしっかりかかっていたことで良い雰囲気になってくれました。やはり釉の厚さによる発色の違いという特色を利用しない手はありません。最近、作陶のペースが落ち過ぎなので、今回の焼成を機に、少しペースが上がるように気持ちにも力を入れていきたいと思います。
今回はどれがお気に入り?
詳しくは↓
http://www2.odn.ne.jp/kyuuryuuann/tougeisakuhinn201408w.htm